まほらの戸(と)うに立(た)つ 産土(ウブスナ) ㄟ
ma ho ra no to u ni ta tsu u bu su na e
蕭立桃源外 重歸人故里

 手向(たむ)ける わす椿花(ばきはな)
ta mu ke ru wa tsu ba ki ha na
何以祭獻人 擷採山茶花

夢路の社の 其の奥に
夢中入古剎 就其幽深處

よもすがら 咲き匂う
怒放散幽香 盡夜不知疲

 

捩れの街角 夕暮れに
徘徊路街角 日漸薄西山

影法師 誰を想う
夕陽照我影 徬徨何人思

からから廻るは 風車
忽聞轆轆聲 似是風車轉

誘われ 君を想う
誰引入我心 徬徨以思君

 

ないしょ ないしょ きこえくるのは
形神引詭秘 聲從何處來


よいの さかいの かぐらうた

隨風潛入夜 神境奏仙曲

うたえ
其歌曰

 

あかやかしやあやかしの
赤染燈明盡魑魅

鳥居 越えたその向こう
登階穿門入鳥居

歪み歪んだ この心
此心雖已邪不正

すべてあいして 喰らいましょう
且誠惜之且消受 

あかやあかしやあやかしの
赤染燈明進魑魅

ゆれる狐火あざやかに
飄搖鬼焰正然明

歪み歪んだ この絆
此緣雖已邪不正

すべてあいして くらいましょう
且誠惜之且消受 


ひふみよいむなや こともちろらね
壹貳三肆伍陸柒捌 玖拾佰仟呂良禰


しきるゆうぃつわぬそをたはくめか
之幾留由為川和奴曾遠太波久女加

うおゑにさりへて のますあせえほれけ
宇於惠仁左利部天 乃末寸安世衣保禮計

 

不知花(シラズカズラ)の茜森(アカネモリ)
攀援花名無人知


手招くは まぼろしか
何人殘影引我去

選び 選ばれ 行く末は いとし
見引身趨行路盡

かなしの 赤隠し
哀之終沒隱朱紅

 

逆しまの街は ツギハギに
次第街倒市亦顛


捩れの因果が 蔓延(ハビコ)りて
無(矢巨)蔓延因果亂


悼(イタ)みの連鎖はツギツギに
傷猶連鎖剪不斷


次はどの児(コ)と 追いかける
次追予誰稚子害 

 

あかやあかしやあやかしの
赤染燈明皆魑魅


願い飢(カツ)えた その果てに
慾火焚身身成灰


繋ぎ繋げた この想い
此願誠已噬我身


すべてあいして 赦しましょう
皆欣恕之無關罪 



あかやかしやあやかしの

鳥居 越えたその向こう

歪み歪んだ この心

すべてあいして

 

あかやあかしやあやかしの

ゆれ狐火 あざやかに

 

歪み歪んだ このこころ

此心雖已邪不正

すべてあいして 喰らいましょう

且誠惜之且消受 

 

かみのますとりいにいれば

このみよりひつきのみやとやすらげくす
予爾(人齊)(人无无日)入神境者以永息

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